雨漏り補修
今回は、アパートを数件お持ちのオーナー様宅の雨漏り補修の依頼を、お付き合いのある管理会社より施工依頼を受けました。
現地調査から、およその検討はついたのですが、十年近く放置されていたのにいまさらながら徹底調査らしいです。
3週間後再度連絡があり伺うと、管理会社より、2階ベランダの防水施工を指示されました。しかし、漏水箇所は特定できているのですが
聞く耳を持ってくれませんでした。ALC版間目地の劣化による剥離(左写真)が、真下の寝室窓上からの漏水の原因箇所と思われます。アクリルエマルジョン系のシーリング材での施工のようです。ALC版の地肌も見えるくらい劣化したのか、もともと薄いのか
不明ですが、塗装の劣化も激しいようです。アクリルエマルジョン系は、水性一液性のシーリング材で、大変劣化が早いです。
劣化が進むと大変硬くなり収縮致します。なので、劣化すると接合部から剥離しやすくなります。処置としては、古いシーリング材は撤去して、新たにシーリング材を充填し、塗装をするのが良いと思うのですが、ALCも劣化してきているので、接着可能な箇所まで広くなりますが、オーバーブリッジでのシーリング処理を致しました。次回は、その個所の施工状況をお伝えいたします。